ヨーロッパを流れるドナウ川の水位低下が続くなか、ルーマニアでは稼働中の最後の原子炉が13日にも停止する可能性があることが分かりました。
ルーマニアにはドナウ川沿いに国内唯一の原子力発電所があり、原子炉2基が設置されています。
酷暑や干ばつで川の水位が低下し、冷却水をくみ上げることが困難となった影響で7月下旬に原子炉1基の稼働が停止されています。
運営会社は今月11日、残りの1基についても早ければ13日にも停止する可能性があると発表しました。
ルーマニア政府は、これまで原子炉を維持するため水中の岩の障害物を爆破したり、川底の土砂を取り除いたりしてきましたが、水位低下に歯止めがかからず、「エネルギー非常事態」を宣言しています。
ドナウ川の水位低下の影響でハンガリーでも国内唯一の原発が一時、全面停止寸前に陥りました。
ヨーロッパ各地でエネルギーの確保を巡る緊迫した状況が続いています。