災害で温かい料理が調理できない緊急事態に備えて、香川県三木町の小学生が非常食の給食を体験しました。
香川県三木町立氷上小学校が初めて行った「非常食給食」です。強い地震でガスや水道が止まり給食が用意できない想定です。停電すると、給食運搬用のエレベーターも止まるため、低学年用の給食を6年生が運びました。 非常食のメニューは救給カレーとかぼちゃマフィン、それに牛乳です。救給カレーは温めたり水を入れたりせずにそのまま食べられます。食器も必要ありません。
(栄養教諭 柏原香里さん) 「きょうの救給カレーはアレルギー27品目が入っていないので、氷上小学校の全員食べられる」
カレーの量は、1年生から4年生までが150グラム、5年生と6年生は250グラムです。普段の給食より少なめですが、災害が起きたときに食事ができることのありがたさを学んでもらうのも狙いです。
(児童は―) 「おいしくて水がなくてもこんなに食べられることがありがたいと思いました。」 「地震の時にもちょうどいいし、食べ物がなかった時にも食べれるけんうれしかった。」