日本の教育のあり方について考えるイベントが岡山市で開かれ、元文部科学省事務次官の前川喜平さんが講演しました。
岡山コンベンションセンターで開かれた「人権と文化のつどい」です。 元文部科学省事務次官の前川喜平さんは、現在、夜間中学などで学習支援のボランティアをしています。前川さんは様々な事情で義務教育を受けられない人のために夜間中学などの学びの場をもっと充実させるべきなどと話しました。
また、10日、加計学園の獣医学部設置を認める答申が出たことを受け「ただち認可すべきでない」と話しました。そして、獣医学部新設が認められれば権力が私的に乱用された疑いが極めて強いと訴えていました。
(前川喜平さん) 「既存の獣医師養成では、やっていないことをするのか既存の大学・学部では対応困難な教育研究するのか。そこのところをもういっぺん再確認した上でなければ、設置認可すべきではないんじゃないですか」