公立の「夜間中学」の設置に向けて意義や必要性を広く伝えようという講演会が岡山市で開かれました。
「岡山に夜間中学をつくる会」が開いた講演会です。 元文部科学大臣の馳浩さんが講師を務めました。
夜間中学とは、戦後の混乱で義務教育を受けられなかった高齢者や不登校の児童などのために「学び直しの場」としての役割を持つ学校です。 岡山市ではボランティアが自主夜間中学を運営していて、203人の生徒が学んでいます。
しかし、ボランティアの運営では限界があるため公立の夜間中学の設置を求める声が高まっています。
(馳浩さん) 「夜間中学校は義務教育段階の普通教育を必要とするときに受けることのできる最後のセーフティネット」
馳さんは、「法整備を進め、公立の夜間中学を全国に増やしていくべき」と話しました。