「認可すべきではなかった」と批判しました。
加計学園が愛媛県今治市に新設する獣医学部を巡る問題について、前文部科学省事務次官の前川喜平さんが岡山市で講演しました。
前川喜平さんは、弁護士や獣医師らで作る「加計学園問題を考える会」が開いたイベントで講演しました。
岡山市の学校法人、加計学園が愛媛県今治市に新設する岡山理科大学・獣医学部は、去年11月に文部科学省が設置を認可。12月には、今年4月の開学に向けて推薦入試が行われました。
講演の中で、前川さんは認可の過程について「総理のお友達のために行政がゆがめられた」と批判した上で、「認可前に獣医学部新設の4条件に合致しているのかを再度検証するべきだった。」と指摘しました。
(前川喜平 前事務次官) 「検証すれば(4条件に)合致していないということがおそらく明らかになったと思いますので、それをせずに認可したのは大学行政にも汚点を残す結果になったと思っています。」