寒い日が続いていますね。でもこんな時季だからこそ見られる風景もあるんです。寒いときには寒い場所へ、岡山・香川の各地に広がる「氷の世界」を取材しました。
香川県さぬき市にある四国霊場八十八番札所の大窪寺です。遍路旅最後の「結願」の寺。この寒さの中でも多くのお遍路さんが訪れます。
(信長アナ リポート) 「あたりに雪は残っていませんが、身を清める手水場は全面凍っています。ここまで凍るのは5、6年ぶりだということです。」
1週間ほど前から強い寒気が居座り続け、1月、最低気温が0度を下回った日は9日。そんな寒気が作り出した珍しい光景なんです。手水場が凍ることは四国ではめったにお目にかかれない光景とあって、お遍路さんも驚いた様子でした。
(お遍路さんは) 「なんとか大丈夫。ここへ来てこんなに寒い。今まではそう寒なかったけどね。ここ特別。」
(お遍路は3回目という84歳のお遍路さんは) 「手水場がこげに雪で、いや氷でいっぱいになるの初めて。」
大窪寺では朝から凍った手水場の氷を砕いて取り除いていました。
一方、新見市の御洞渓谷ではこのところの寒さの影響でつららができていました。新見市千屋では27日まで、4日連続で最高気温が0度を下回る真冬日となりました。
28日も最低気温がマイナス8.7度を記録しましたが、29日朝は3月中旬並みのマイナス2.2度でした。