鎌田醤油(坂出市)は、インドネシア共和国のハラール認証機関BPJPHの認証を取得した新商品「ハラールだし醤油」を18日に発売しました。
ハラール認証は、イスラム教の戒律に従って製造・加工された商品であることを証明する制度です。ほとんどの醤油にはアルコールが加えられており、めんつゆなどに含まれるみりんもお酒に分類されるため、イスラム法で食べることが禁じられています。
鎌田醤油は、インドネシア出身の留学生が入社したことがきっかけで、2021年から認証取得を目指して本格的な開発をスタート。原材料の由来を細かく調べ、ハラール(許されたもの)ではなかった原材料については代替品を探すなどして、2024年10月に認証を取得しました。
国内外のムスリムに試食してもらい、おいしいと感じてもらえるよう原材料の組み合わせを変えて試作を繰り返し、そのままで寿司や刺身に、うすめてすき焼きなどに使えるだし醤油を完成させたということです。
BPJPHの認証は世界で最も信頼性の高い認証のひとつとされており、中東や欧州にも輸出が可能だということです。