この冬、季節性インフルエンザが猛威をふるっていますが、「新型インフルエンザ」の感染拡大を防ぐ訓練が香川県坂出市で行われました。
坂出市立病院で行われた訓練には、呼吸器内科の医師や看護師など約40人が参加しました。
(記者) 「医師や看護師の感染拡大を防ぐため、防護服を着用します。この防護服は監査の指導に基いて正しい手順で着用します」
坂出市に住む63歳の女性が新型インフルエンザが流行している国から帰国後、高熱と咳の症状が出たという想定です。 新型インフルエンザはほとんどの人に免疫がなく、感染が拡大しやすいのが特徴です。さらに毒性が強いため、死に至る確率も高くなります。
訓練では一般患者の侵入を防ぐバリケードを設置したり、肺炎などを検査するCTスキャンを行ったりしました。
(坂出市立病院 呼吸器内科/喜多信之 医師) 「医療者ですとか、他の患者さんへの感染拡大を防ぐといった配慮も必要なので、練習は必要だなと感じました」