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〈新型コロナ〉「中国・四国から患者を受け入れるのは程遠い状況」 医療従事者から現場の厳しさを訴える声が相次ぐ 岡山県・感染症対策委員会

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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて岡山県が21日、対策委員会を開きました。医療従事者からは防護服の不足など、現場の厳しさを訴える声が相次ぎました。

 岡山県の伊原木知事をはじめ、医療機関などから約20人が出席し、感染者の急増に備えた今後の対応を話し合いました。

 岡山県では感染者の集団、クラスターの発生に備えて患者を受け入れるベッドを現在の117床から300床に増やすことを目指しています。

 また軽症者や、退院する感染者を対象に屋外型PCR検査センターの設置も検討しています。

 出席した医療従事者は、感染防護服の不足やPCR検査の実施に伴う医療現場の負担など窮状を訴えました。

(津山中央病院 感染症内科/藤田浩二 特任部長) 「ごみ袋をかぶってやってみたり、雨がっぱを使ってみたり、色んな工夫をしてます。戦闘服(防護服)が全て尽きた時にどうするか対策は考えていきたい」

(岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科/塚原宏一 教授) 「中国・四国から患者を受け入れるのは程遠い状況」

(岡山県/伊原木隆太 知事) 「現場の専門家の意見は非常に重い。中核的な病院のトップと、もう少し(病床の確保の)上積みをお願いして、300床という数字を確保していくつもり」

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