全国的にインフルエンザが猛威を振るっている中、新型インフルエンザの発生を想定した対応訓練が、高松市で行われました。
訓練は、新型インフルエンザに感染した疑いがある人が、高松市で見つかったという想定です。高松市保健所や高松市立みんなの病院などから約40人が参加し、対応の手順や連携方法を確認しました。
(石井俊大 リポート) 「新型インフルエンザの対応は、いかに素早く感染経路をブロックするかがポイントです。ですから、感染が疑われた段階で飛沫感染を防ぐための装置がつけられます」
新型インフルエンザは、ほとんどの人が免疫を持っていないウイルスで、急速にまん延する恐れがあります。2009年に世界的に流行した「インフルエンザA/H1N1型」も新型インフルエンザで、日本では約2000万人が感染しました。
訓練では、感染した疑いのある患者だけでなく、病院の職員も防護服を着用しました。そして、感染の拡大を防ぐため、患者全体を覆う特殊な車椅子を使い、専用病棟に運びました。
(高松市立みんなの病院/和田大助 院長) 「実際にやることにより起きた場合にスムーズに受け入れ体制ができるのではと考えている」