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第6波のピークアウトはいつ? 専門家は「これまでと違う動き見せる可能性」示唆〈新型コロナ〉

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 新型コロナ感染拡大の第6波はいつピークアウトするのでしょうか。専門家は、感染者の減り方がこれまでと違う動きを見せるのではないかとみています。

(医師と患者のやり取り)
患者「早く帰れそう?」
医師「あさってぐらいに帰れそうです。今ね、酸素も吸わなくてもよくなって、熱も出てなくて、体の調子がかなりいいので。肺炎は無事におさまっていった」

 感染症指定病院の一つ、岡山県の津山中央病院です。この患者は、入院した時は1人で起き上がることができない状態で、トイレや食事の介助が必要でした。

 病院によると病床使用率は、岡山北部では30~40%、岡山南部では60~70%だということです。

 感染者が過去最多を更新する日も目立つ、オミクロン株の感染拡大。この第6波はいつピークアウトするのでしょうか。

(津山中央病院 総合内科・感染症内科/藤田浩二 部長)
「イギリスであったりアフリカであったり、1カ月ほどでピークに達して、その後、横ばいからピークアウトという流れを示してくれているので、2月の中旬から下旬にかけてどんどん上がり続けていた患者数が横ばいになって、ピークを過ぎて下り坂に入るんじゃないかと思います」

 ただ、藤田医師は感染者の減り方がこれまでと違う動きを見せるのではないかとみています。その背景にあるのがワクチンの有効性です。

(津山中央病院 総合内科・感染症内科/藤田浩二 部長)
「軽症で済むっていうところはメリットがあると思うんですけど、軽症者を出さずに感染すらさせない力があるかっていうと、そこがワクチンが通用しにくくなっているオミクロンの厄介なところだと思うんですよ。(感染者数を)下げきれるのかっていうのは別の話になってくると思います。(症状が)軽い人たちばかりが出続ける可能性を残している、そういう変異株じゃないかと思います」

 ピークアウト後も注意が必要だと話します。

(津山中央病院 総合内科・感染症内科/藤田浩二 部長)
「年度末になってくると進学とか就職とか移動される時期ではあるので、患者数が減らない中でまた人流が増えてしまう。またその波がくすぶる原因になるんじゃないかと心配しています」

 これから人の移動が増えるシーズンになるので、まずはマスク着用や手の消毒、密の回避などの基本的な対策をしっかりと続けることが大切です。

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