岡山県瀬戸内市の国立ハンセン病療養所長島愛生園に、かつて入所者がくらした「十坪住宅」の模型が寄贈されました。30分の1の模型を制作・寄贈したのは岡山理科大学専門学校の学生7人です。
十坪住宅は国がハンセン病患者の隔離政策をとっていた頃、長島愛生園の住居不足を解消するため、約150棟が建てられました。当時を知る人から話を聞き、生活感の再現や素材にもこだわって作りました。
(長島愛生園入所者自治会/石田雅男 さん) 「立派で精巧に作られたなということで、心から感謝しております」
(岡山理科大学専門学校/伴埜大亮 さん) 「想像を絶するような出来事で、自分が思っていたよりもひどく、こういうのは残していくべきだなと」
(岡山理科大学専門学校/石田真弓 さん) 「隔離の歴史があったということを若い人にも知って頂きたいので、この模型で伝えられたらいいなと思います」
模型は2月19日から長島愛生園歴史館で一般公開される予定です。