災害発生時の迅速な対応を目指します。今年5月から本格稼働する香川県高松市の防災合同庁舎で、市議会議員を対象とした内覧会が行われました。
高松市役所の西隣に完成した防災合同庁舎です。 今年5月からの本格稼働を前に市議会議員が建物を見学しました。地上8階建ての建物には、高松市の危機管理課のほか、香川県広域水道企業団、消防局などが入ります。
(記者) 「建物内での方角を分かりやすくするため、西側は香川漆器をイメージした赤色、そして東側は瀬戸内海をイメージした青色になっています」
建物は免震構造になっていて地震の揺れを軽減します。また2つの電力回線があり、災害発生時に片方が使えなくなっても、もう片方でバックアップします。
このほか防災合同庁舎の4日分の飲料水や、80時間稼働できる電力も確保できます。
(高松市 危機管理センター整備室/西吉隆典 室長) 「防災を担当する部署が一堂に会することによりまして、万が一災害が発生した時に同一の建物の中におりますので、緊密な連携の下に災害対応にあたれるというところが大きなメリットだと感じている」
高松市の防災合同庁舎は4月24日に落成式が行われ、5月から本格稼働します。