岡山県の水産研究所の研究発表会が行われ、アサリを守る研究などが報告されました。
(記者) 「年に1度の研究成果の発表の場です。漁師さんや中学生の姿も見られます」
(中学2年生/田中 宏樹 さん) 「食料としての生き物にも興味があるし 生物の保全にも興味があって そういうことを研究している人の発表を聞けたらいいと思います」
岡山県農林水産総合センター水産研究所が研究成果を知ってもらおうと毎年開いているもので、テーマごとに3人の研究者が発表しました。
泉川晃一研究員は近年、漁獲量が減っているアサリを守り育てる方法について報告しました。泉川研究員は浅口市寄島町の人工干潟で去年6月から8月にかけ、水中カメラによる調査を行い、クロダイによる捕食がアサリの減少に影響していることをつきとめました。そして、クロダイからアサリを守るにはかぶせ網が有効だと報告しました。
(漁業者は―) 「できるだけ経費のかからん方法で漁獲できるようなことも研究していただければ」 「お金がかかってアサリを増やしていると 何やっとるか分からないので お金がかからないやり方を考えていきたいと思います」
(中学2年生/田中 宏樹 さん) 「漁師さんにとって お金の問題はすごい大切でそれもふまえて研究者は研究しなくちゃいけない。人の役に立てるような研究者になりたいです」