子どもだけでなく、大人も大喜びでした。バスにもっと親しんでもらおうというイベントが香川県高松市で開かれました。
バスの利用を促進しようと、香川県のバス会社34社が2年に1回開いている「かがわバスまつり」です。会場のサンメッセ香川の大展示場に路線バスや高速バス、観光バスなど15台が勢ぞろい。多くの親子連れが訪れ、バスに乗ったり運転席に座ったりして大満足の様子でした。
(子どもは) 「またバス乗ってみたいなっていう気持ちになった」
(記者) 「数あるバスの中で特に人気なのがアンパンマンの描かれたバスです」
ジェイアール四国バスが高知県のみで運行しているこちらのバス。香川県では乗ることができないため、子どもたちは大喜びでした。
(子どもは) Qどのバスが一番好き 「アンパンマン!うれしくなった」
一方、大人の人気を集めたのがバスの中古部品を販売するコーナーです。40年から50年前に活躍したバスの部品やプレートなど、約800点が販売されました。
(記者) 「こちらの昭和42年の運行表も販売されているんですが、よく見ると、屋島から徳島まで330円で行くことができたんですね」
廃止路線のバスの部品など貴重なものもあり、大人たちの長い行列ができました。
(訪れた人は) 「エンブレムですね。今はないバスのものなので、珍しいですよ」
バスの運転手やバスガイドの高齢化が進み、働いている人の数は年々、減っているそうです。バスまつりの主催者は「子どもたちに将来、バスの仕事に携わるきっかけになってほしい」と話していました。