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四国電力 愛媛・伊方原発2号機を廃炉へ 27日に正式決定

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 四国電力は愛媛県伊方町の伊方原発2号機について、安全対策工事に投資をしても回収が見込めないとして廃炉にする方針を固めました。27日の取締役会で正式決定します。

 複数の関係者への取材で分かったものです。  伊方原発2号機は東日本大震災後2012年1月に定期点検をするために運転を停止し、その後、再稼働していません。2号機は建設から36年が経過しています。

 四国電力は原子力規制委員会が定めた新基準を満たす安全対策工事に、3号機では約1900億円を投資しました。2号機にも同様の対策を行えば、残りの運転期間で投資額の回収が見込めないことから廃炉の方針を固めました。

 伊方原発を巡っては1号機の廃炉を2016年に決定、3号機は2016年8月に再稼働したものの、去年12月に広島高裁が運転差し止めの仮処分を認めました。現在、四国の原発はすべて停止しています。

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