岡山県倉敷市の就労支援A型事業所が経営破たんし、170人以上の障害者が解雇された問題で、倉敷市は運営会社の指定を取り消しました。
指定を取り消されたのは倉敷市の株式会社フィルです。 フィルは障害者の就労支援を行うA型事業所を運営していましたが、3月、経営悪化を理由に約170人の利用者を解雇しました。
倉敷市はこれまで、改善勧告や改善命令を出してフィルに対して、利用者の再就職を支援をするよう求めてきましたが、今月5日現在で再就職が決まった人はわずか8人です。
再就職が進んでいないことや利用者の賃金が未払いであることなどを理由に倉敷市は13日付で、障害福祉サービス事業の指定を取り消しました。 取り消された事業者は5年間、指定を受けることができません。 倉敷市は今後、引き続きフィルに対して再就職支援を求めるとともに集団面接会を開く方針です。