就労支援事業所を運営する岡山県倉敷市の会社が、経費削減を理由に総社市などの3つの事業所を閉鎖する方針であることがわかりました。
倉敷市に本社を置く株式会社「フィル」は2013年設立で現在、岡山県と広島県で合わせて6つの就労継続支援・A型事業所を運営しています。
岡山県などによりますと、フィルは経費削減を理由に岡山市、総社市、福山市の合わせて3つの事業所を「2月末で閉鎖する」と10日、利用者に説明したということです。3つの事業所の利用者約70人については、運営を継続する倉敷市の事業所での受け入れを検討しているということです。
A型事業所をめぐっては、助成金を目当てにした運営が指摘されていて、去年7月には「あじさいの輪」グループが岡山・香川の事業所7カ所を閉鎖し、280人以上が解雇されました。 フィルは「あじさいの輪」グループを解雇された障害者のうち約20人を受け入れています。