倉敷市の就労支援事業所が200人以上の障害者を一斉に解雇した問題を受けて、岡山県が緊急の研修会を開きました。
岡山県庁で開かれた研修会には、就労継続支援・A型事業所の担当者ら約120人が参加しました。同様の研修会は倉敷市も9月20日に開きました。
今年7月倉敷市の一般社団法人「あじさいの輪」などが経営悪化を理由に運営していた事業所を閉鎖し、220人以上の障害者を一斉に解雇しました。
「あじさいの輪」とグループ2社は岡山地方裁判所に民事再生法の適用を申請しています。研修会は、この問題を受けて行われたもので、厚生労働省の担当者が給付金の活用方法などを説明しました。
また、障害者の一般企業への就職を支援するというA型事業所の理念を忘れないでほしいと呼びかけました。岡山県は全国的にもA型事業所が多く、人口当たりの利用者は全国最多です。