三菱自動車の益子修CEOが岡山県倉敷市などを訪れ、今年度から変わった部品調達のあり方や生産計画などを説明しました。
三菱自動車の益子修CEOは19日午後、倉敷市役所を訪れました。 そして、伊東香織市長に水島製作所の生産台数を昨年度の24万台から今年度は29万台に増やす予定だと伝えました。
また、三菱自動車は今年度からルノー、日産自動車と共同で部品を調達していて、19日はその責任者も同行しました。
益子CEOらは、午前中には水島製作所で地元の部品メーカーと懇談し、新しい部品調達のあり方などを説明したということです。
(三菱自動車/益子修 CEO) 「共同購買が始まると大きな部品メーカーに仕事が集約して、岡山県の中小の部品メーカーが取り残されるんじゃないかという心配もされているようですけど、そういうことはありませんと明確に申し上げたんで…事業拡大していくチャンスと捉えていただければ、私どもとしてはうれしい」
益子CEOは、岡山県の伊原木知事とも懇談しました。 岡山県は、今年度から三菱自動車と連携し、部品メーカーが電気自動車の生産に移行するための支援を行うことにしています。
(三菱自動車/益子修 CEO) 「EVなしでは中国とかヨーロッパでは戦っていけない、というのが現状ですので、我々、EVは最初の量産メーカーですから、プライドを持って電動車両の開発を続けていきたいと思っていますし、大変ありがたいサポートだと思っています」