地元の期待が高まります。三菱自動車の主力車種・RVRの生産が20日から倉敷市の水島製作所に移り、セレモニーが行われました。
セレモニーには、三菱自動車の益子修CEOや従業員系列部品会社などから約300人が参加しました。
(三菱自動車/益子修 CEO) 「当社の主力工場である水島製作所の歴史に、新たな1ページが加わりました。」
(部品メーカー組合 ウイングバレイ/昼田真三 理事長) 「引き続き競争力のある三菱自動車の製品作りの一翼を、我々にも担わせていただきたい。おかげさまで明るい気持ちで、正月を迎えられると思っております。」
主力車種の小型SUV「RVR」はこれまで愛知県の岡崎製作所で生産していて、昨年度の生産台数は13万台でした。 20日から水島製作所に生産の大半が移り、3月末までには全て水島に移る予定です。
水島製作所は昨年度、燃費不正問題による生産停止の影響もあり、約19万台と前年の6割ほどの生産にとどまりました。水島製作所の1年間の生産能力は約35万5千台です。
(三菱自動車/益子修 CEO) 「来年以降、軽自動車の新しいのが出てきて、このRVRが10万台以上生産しますから、ぜひ早くフル稼働を実現したいと思っています。」
また、益子CEOは会見の中で、将来的に自動運転の実証実験を岡山県で行う意向を示しました。
(三菱自動車/益子修 CEO) 「なんらかの形で、雇用とか活性化にも貢献していくだろうと思うので、ぜひやっていきたい。」