駅での迷惑行為や鉄道テロに備えた訓練がJR岡山駅で行われました。
刃物を振り回している男に対応しているのは車掌です。興奮している男をなだめながら他の社員や鉄道警察隊へ連絡します。
一番大切なのはお客さんの命。JRの職員がさすまたを使用し不審者をお客さんに近づけないようにします。 やがて鉄道警察隊が駆けつけ身柄確保です。
(記者) 「こちら車内で不審物が発見された模様です」
2015年から毎年行っている対応訓練。今回のテーマは「テロ対策」です。
岡山では去年5月、74歳の男が新幹線の車内で持っていた雑誌に火をつける事件がありました。こうした事件が起きた時、すばやく対応できるよう警察やJRの職員ら約80人が合同で訓練を行いました。
来年はG20サミットの関係閣僚会合が岡山市で開かれます。国際的な行事はテロの脅威が高まるとして今回の訓練に臨みました。
(JR西日本岡山支社/吉田孝則 副支社長) 「私どもとしてもやはりお客様の安全を守るというところが非常に大事な使命だと考えておりますので、そういった使命を果たすべく日々努力をしていきたいと思っております」