5月は自転車月間です。岡山市の交差点で警察や市民らが通勤や通学時間にあわせて、自転車のマナー向上を呼びかけました。
岡山市北区学南町では、市民や大学生ら約70人が自転車のルールが書かれたチラシ500枚を配り、マナーの向上を呼びかけました。
(記者) 「朝8時過ぎの大学近くの様子です。たくさんの自転車が信号の前に並んでいます」
信号が赤になるまで32秒。一度にすべての自転車は渡ることができません。近くの人によりますと、普段は赤信号になっても渡る自転車が多いそうです
岡山県で去年起きた自転車に関する交通事故は1182件。そのうちの7割近くが交差点で発生しています。多くはスピードの出しすぎや安全確認不足が原因です。
(活動に参加した岡山大学4年生/窪田貴之さん) 「横断歩道の渡り方であったりとか、他人に気を使ってないような自転車の走行マナーっていうのが気になりました」
(通学中の大学生はー) 「これからも(マナーを)守っていこうかなという感じですね」
2015年に道路交通法の一部が改正され、自転車の悪質な運転者には講習を命ずるなど、自転車のルールも厳しくなっています。しかし、講習を命じるためには、3年以内に2回検挙する必要があり、岡山県で講習を受けたのは、過去4人に留まっています。
呼びかけを行っている間もイヤホンを装着したまま運転するなど、マナー意識の低い人がみられました。
(岡山西警察署/森康樹 交通官) 「自転車の利用者の方には、ゆずる・とまる・まもるということを気に留めていただいて、交通のマナーアップと交通の遵守をはかっていただいて、事故防止に努めていただきたいと思います」