民進党と希望の党が合流し、7日に設立大会が開かれる「国民民主党」に、希望の党の小川淳也衆議院議員(47)が参加しない意向であることが分かりました。
小川さんは、昨夜、希望の党の玉木雄一郎代表と東京都内で会談し、国民民主党には参加せず、無所属で活動する意向を伝えました。
小川さんは、5月1日、KSBの取材に応じ、リベラル派に近い自らの政治信条と、同じ香川で活動してきた玉木さんとの絆の間で揺れ動いていると話していました。
(小川淳也さん) 「憲法9条、私は2項の改正にはどちらかと言うと反対、消極的な立場。エネルギー政策については 比較的中庸な立場ですけれども、集団的自衛権の行使については極めて慎重な立場です。そうしたことからすると、野党があえて右派とリベラル派に分かれるとすれば、私の政治信条はリベラル派に近いだろうという思いはあります」
「(玉木さんとは)この狭い香川で、たった2人しかいない同志として十数年行ってきてますので。同じ政党でこれからもやれれば一番いい。 しかし一方で、それが本当に私の政治信条はもとよりですが、香川県の有権者の様々なニーズに応えていくことになるのかどうかはよくよく考えなければならない」
小川さんは、去年10月の衆院選で希望の党から出馬。「これまで野党共闘を推し進めてきた」として、共産党が候補者擁立を見送りましたが、自民党の対立候補に2000票あまり及ばず、比例復活で当選していました。
(小川淳也さん) 「前回の衆院選、香川1区では約5000票の白票があった。2000票差で相手候補に及ばなかったわけですが、5000票の白票の意味についてはよくよく反省して考えねばならない。 香川1区は、都市部のリベラル無党派層が多く、非常に強固な地盤を持たれた対立候補がいらっしゃる。あらゆる野党が違いを乗り越えて一本化できる、一つに固まって協力できるという体制がないと、なかなか多くの有権者、市民の期待に応えられる環境にないものですから。 選挙区事情というのは、確かに政治の進路を決めるにあたって重要な要素であることは間違いありません」