岡山県美作市で山に入った63歳の男性がツキノワグマに襲われけがをしました。命に別状はないということです。
(猟友会のメンバーは―) 「このあたりに爪あとが…」
21日午前9時半ごろ、美作市真殿地区で、サカキを摘むために山に入った63歳の男性が、木から降りてきたツキノワグマに襲われました。 美作市などによりますと男性はクマに爪で引っかかれるなどして右手足に軽いけがをしましたが、命に別状はありません。
(襲われた男性(63)) 「気がついた瞬間、木をつたって降りて、正面から向かってきたので、クマの顔に杖をぶつけようとしたので、避けたから牙とかが私の体にはこなくて。1メートル20~30センチじゃないでしょうかね。怖かったですね。すごく怖かったですね」
男性は自力で下山。美作市は駆除許可を出し出没場所の周辺にわなを仕掛ける予定です。美作市ではクマの目撃情報が4月からの2カ月間で21件寄せられていました。
岡山県でクマによるけが人が出たのは2003年以来です。