西日本豪雨で、倉敷市真備町では約4分の1が範囲が浸水し、51人が亡くなりました。サッカーJ2、カマタマーレ讃岐のゴールキーパー、瀬口拓弥選手も真備町の実家が浸水被害に遭いました。心を痛めながらも前を向く瀬口選手を取材しました。
(カマタマーレ讃岐/瀬口拓弥 選手) 「まさか岡山で?本当に倉敷市であるかと本当に思った」
倉敷市出身の瀬口拓弥選手、29歳。JFL時代の2011年にカマタマーレに入団し、J2昇格に貢献しました。ゴールキーパーとして、8年目のシーズンを戦っています。
西日本豪雨による浸水で、3000棟以上が全半壊した倉敷市真備町。瀬口選手は7月7日のアウェー水戸戦に帯同していた時、実家の浸水被害を知りました。両親と妹は避難して無事でしたが、1階部分が水につかったそうです。
(カマタマーレ讃岐/瀬口拓弥 選手) 「まさか自分(の実家)が被災に遭うとは思わなかった。本当にその時は頭が真っ白で…」
瀬口選手は7月9日に真備町の実家に帰り、2日間、片付け作業を手伝いました。元々は祖父母が暮らしていた思い出の場所。何も考えずに、必死で泥まみれになった家財道具を運び出したそうです。
(カマタマーレ讃岐/瀬口拓弥 選手) 「(実家に)飾っているユニホームも、泥だらけになってしまってそういう部分で悲しかった」
7月21日のホーム千葉戦の前、ベンチ外のメンバーが西日本豪雨の被災者支援で募金活動を行いました。
(カマタマーレ讃岐/渡辺大剛 選手) 「瀬口自身は、自分たちに心配をかけないように、いつもと同じように接してくれているので、裏では大変な思いをしていることもみんな知っているので心が痛い」
(カマタマーレ讃岐/瀬口拓弥 選手) 「(Q.プロサッカー選手として、倉敷市出身のサッカー選手として、何をしていきたい?)何か少しでも元気を与えられるような、サッカー選手として元気を与えられるような、プレーやそういう部分を見せていきたい」