安全かつ正確に水位を測ります。ため池の水位を測定しインターネット上で確認するシステムの実証実験が、高松市で始まりました。
高松市と四国電力グループのIT会社、「STNet」が共同で行う実証実験です。高松市の木太町大池など、3カ所のため池で実験を行います。
初日の30日は、システムの開発者などが動作確認を行いました。システムは、ため池の水位を機械で測定し、インターネット端末で最短3分ごとの数値をリアルタイムで確認します。
防災を目的とした水位の測定システムの設置は、香川県では初めてです。
これまでは、ため池の管理者などが現場に行き、目視で水位を確認していましたが、このシステムが導入されると、離れた場所で安全かつ正確にため池の水位を測ることができます。
(高松市土地改良課/松良彰三 課長補佐) 「(将来)ため池の状況が見えることにより、自身で危険な状況を把握して避難してもらう1つの資料根拠になると思います」