小学生の登下校時、犯罪に巻き込まれる可能性がどこに潜んでいるのか、高松市で警察や教育委員会が合同で点検を行いました。
(石井俊大リポート) 「今年5月、新潟県で小学2年生の女の子が下校中に殺害された事件を受けて、ここ高松市でも通学路の緊急の点検が行われています」
この点検は全国で行われていて、香川県でも公立小学校全域で行っています。
7日は、高松北警察署の警察官や高松市教育委員会の職員など約20人が参加しました。そして、通学路や登下校時に、子どもが立ち寄る場所のどこに犯罪にまきこまれる危険な箇所があるかを点検しました。
7日点検が行われた公園は、多くの子どもたちの遊び場なんですが点検で課題が見つかりました。
一見すると安全に見える公園も、実は防犯カメラが設置されていません。実際に不審者が子どもに声をかけてきたという通報もあり、犯罪抑止のための防犯カメラやブザーの設置が急がれています。
また、公園の端の植え込みにも危険がありました。
トイレがあるために、外から見えにくい工夫がされているんですが、逆に、誰かが近づいてきても見えづらいという点も指摘されました。
(香川県警 人身安全対策課/浜野誠三 次長) 「関係者だけでなくて、地域全体で子どもを見守る対策がこれから必要になる」