香川県豊島の産業廃棄物処分場跡地の問題です。県は地下水汚染の激しい場所などで追加調査を行うことにし23日開いた技術の専門家らの委員会で了承されました。
県や技術の専門家らが参加して、地下水の汚染浄化や施設の撤去などについて協議する4回目のフォローアップ委員会が23日開かれました。
この中で処分場跡地の43ブロックのうちとり残しの産廃やドラム缶が見つかるなど、地下水汚染の激しい4カ所について県は追加調査を行う方針を示し了承を得ました。
(廃棄物対策豊島住民会議/三宅忠治議長) 「ありがたいし、また、それをすることによって少しでも早く水処理が進んでいけばいい」
また委員会では、県が示した土壌汚染のダイオキシン濃度の管理目標値が数回の洗浄でクリアできたことなども報告されました。
しかし、去年3月の産廃の撤去後に見つかったとり残しの産廃約610トンの処理については具体的な説明は行われませんでした。