西日本豪雨で被災した倉敷市真備町の住民に向けた建設型仮設住宅が初めて町内に完成し、16日に入居が始まりました。
入居が始まったのは倉敷市真備町上二万の二万団地の仮設住宅25戸です。
朝から入居者が手続きに訪れ、鍵を受け取りました。
この団地には24世帯が入居する予定で、入居者はそれぞれの住宅で間取りや設備を確認していました。
(自宅が被災した男性はー) 「緊急事態ですから、わがままは言えずこれで十分です」
建設型の仮設住宅は岡山県と倉敷市が市内6カ所に合わせて266戸を建設予定で、真備町内で入居が始まったのは二万団地が初めてです。
また倉敷市で、被災した家屋を市が解体・撤去する公費解体の申請受付が始まりました。
真備公民館では午前8時半時点で1日の受付人数を超える110人が申請に訪れたため、市は抽選で人数を絞りました。
(抽選に当たった男性はー) 「(平屋の自宅が)天井まで浸かりました。よかったです、いっぺんで当たって」
公費解体の申請は来年3月末まで倉敷市役所と真備公民館で受け付けています。