香川県坂出市には、キックボクシングに打ち込む中学生の兄と小学生の妹がいます。格闘技のK-1アマチュアの全国大会で優勝経験がある2人は、それぞれの夢に向かって練習に打ち込みます。
坂出市のキックボクシングジム「叶」で練習に励んでいるのは、中学1年生の小野想叶さんと妹の小学5年生、愛琳さんです。
2人はこのジムのほかに善通寺市のジムと空手道場の3カ所で、月曜日から土曜日まで練習に励みます。
(小野想叶さん)
「(練習)大好きです。強くなってるなと感じるときが一番好き」
そう話す兄の想叶さん。1月31日のK-1アマチュア西日本大会に出場予定です。「K-1アマチュア」とは、Kー1をより身近にするために年齢や性別を問わず誰でも気軽に参加できる安全なスポーツにしようと始まった競技です。
(小野想叶さん)
「きょうはバッチリです。まずは今からの西日本大会で優勝して全日本でも勝ちたいです」
想叶さんがキックボクシングを始めたのは小学校1年生のとき。当時通っていた空手の道場で教わったのがきっかけでした。
(小野想叶さん)
「(空手は)保育園の頃に少しいじめられちゃって、強くなりたいと思って始めた」
そんな想叶さんは、3年前のK-1アマチュアの全日本大会で優勝。2024年出場した防具付き空手の「硬式空手」の世界大会でも準優勝するなど、力を付けていきました。
今では新たな目標を見つけたそうです。
(小野想叶さん)
「日々習ったこととか自分の目標とかを書いているノートです。今後の自分の目標『何歳でこうなる』というのを書いている」
1ページ目の自分年表には「プロになる」という文字が。
(小野想叶さん)
「小学3年生のころK-1のアマチュアの試合に初めて出たときに、プロの舞台に立ってチャンピオンになりたいと思った」
一方、この日男子選手と激しいスパーリングを繰り広げていたのは妹の愛琳さん。
兄の1年後に空手とキックボクシングを始めた愛琳さん。K-1アマチュア全日本では4年前と2024年に優勝するなど結果を残しています。
(小野愛琳さん)
「家族全員が空手をやっていて面白そうだなと思って始めた。(キックボクシングは)どっちが勝つか分からないハラハラ感が面白い」
2人はどちらも蹴りが得意技。どれほどの威力なのか、記者が体を張って体験しました!
(記者)
「絶対倒れません! かなり来ます……重たいです」
続いて想叶さんのハイキック。
(小野想叶さん)
「絶対倒します!」
(記者)
「足が出てきた瞬間に吹っ飛ばされたような感じがします」
一緒に練習することも多い2人。お互いの印象を聞いてみました。
(小野想叶さん)
「(妹が)ずっと勝っていた時は僕は負けていたので勝ち続けるってすごいなと思った」
(小野愛琳さん)
「自分からずっと動けているのですごい」
そんな2人を指導するのは、父・裕史さん(54)と母・恵美さん(43)。2025年2月にK-1アマチュア公認のこのジムをオープンしました。
(父・小野裕史さん)
「想叶と愛琳の練習場と兼でみんなで集まれる練習場として(オープンした)。想叶はとにかく練習とキックが好きなところ(が強み)。愛琳はセンスがあると僕は思っているのでそれをもっと生かしてくれたら」
両親とともに戦う2人に、将来の夢を聞きました。
(小野愛琳さん)
「警察官。誰の役にも立てて命を懸けて戦えるところがかっこいいなと思う」
(小野想叶さん)
「K-1のプロで世界チャンピオンになること。ずっと勝ち続ける華のある選手になりたい」
(2026年1月27日放送「News Park KSB」より)