4年前の西日本豪雨で被災した人に向けて岡山県が建設した仮設住宅のうち、最も規模が大きい団地の撤去工事が始まりました。
倉敷市真備町箭田の真備総仮設団地。22日は、作業員20人ほどが水道設備や電気の配線などを運び出していました。
真備総合公園の敷地内に建てられた真備総仮設団地には、県内最大規模となる16棟・80戸の仮設住宅が整備されていました。
2018年10月のピーク時には185人が入居していましたが、自宅の再建が進み7月5日に全世帯が退去したことから、撤去工事が始まりました。工事は2022年12月下旬まで続く予定です。
今回の撤去を受けて、県が建てた仮設住宅は5人が入居する1カ所のみとなります。また、アパートなどを借り上げる種類の仮設住宅には現在も19人が入居しています。
(岡山県保健福祉部被災者生活支援室/森信二 室長)
「倉敷市の『真備支え合いセンター』というところでさまざまなご相談だとかご支援をさせていただいているところでございますけども、県の方といたしましても、こうした倉敷市の取り組みをさまざまな形で後方支援していきたいと考えている」