花の力で気持ちを明るくします。西日本豪雨で被災し、仮設住宅で暮らす人たちに鉢植えの花が贈られました。
(記者) 「こちらで花植えの作業が進められています。いろんな色があってとてもきれいです」
仮設団地に住む人たちに贈られるのは、赤や黄色のキクの花です。
倉敷緑化推進委員などのボランティア約20人が、手際よく花を鉢に移しました。 約270の花や土、鉢は寄付で集まったものです。
(ガーデンコーディネーター/安田位然さん) 「季節感の感じられるお花がいいということで、きょうのお花を選ばせていただいてます」
企画したのは、ガーデンコーディネーターで、東日本大震災などの被災地に花を贈る活動をしている安田位然さんです。
ボランティアたちは、安田さんに土の正しい入れ方などを教わりながら、作業していました。
(ガーデンコーディネーター/安田位然さん) 「そうでなくてもがんばってらっしゃるので、お花を見ていただいて、笑顔にさえなっていただければそれだけでいいかな」
午後、ボランティアたちは倉敷市の6カ所にある仮設団地266戸を回り、花を届けました。 住宅を1軒ずつ回って住民に花を手渡します。
住民は、うれしそうに花を受け取り、笑顔を見せていました。
(花を受け取った女性はー) 「うれしいです、花大好きだけどこんなところに入ったので花も作れないのでうれしい、明るくなりそうです。元気が出そう」
住民の心も、殺風景だった団地も明るく彩られました。