普段捨てているものがあっと驚くものに変わります。岡山県真庭市で、ごみをつかったモニュメントの制作がはじまりました。
(記者) 「こちらすべて真庭市で出たごみです。洗面器やバケツなどプラスチック製品もありますが、こたつのヒーターなど、形や材質も様々です。そして、色も黄色や水色黄緑などがあり、こちらをすべて型枠に貼り付けてオブジェを完成させます」
真庭市久世で始まったモニュメントの制作です。今年真庭市が選ばれた「SDGs未来都市」の取り組みの1つとして行われます。
材料は、市内で捨てられた「ごみ」。このごみで、イノシシをモチーフにした「真庭のシシ」を制作します。
制作するのは、真庭市出身のアーティスト「淀川テクニック」の柴田英昭さんです。
柴田さんは、2003年からごみを使ったモニュメントを制作していて、玉野市の宇野港にある「宇野のチヌ」もごみで制作しています。
「真庭のシシ」のモニュメントは、全長5メートル、高さが3.1メートルです。ごみに穴を開け、ひとつひとつ丁寧にくくりつけていきます。
(淀川テクニック/柴田英昭さん) 「もとは何か使われていたものなので、その記憶みたいなのが絶対つまってるはずなので、それを生かせたらいいなと思いながらつけてます」
真庭市ではこの5年間で人口が約2600人減りましたが、ごみの量はほとんど変わっていません。ごみでモニュメントを制作することで、市民の「ごみ」に対する関心を高めることが制作の狙いです。
「真庭のシシ」は、11月28日に旧遷喬尋常小学校でお披露目する予定です。
(淀川テクニック/柴田英昭さん) 「ごみってただ消えていく。ごみ収集車の人が持って行けば、家の中はただきれいになるじゃなくて、結局どこか自然のサイクルの中にどこかで戻ってくるものなんだなと。ちょっと一瞬考えてもらえると、またちょっと見方が変わってくるかもしれないなと」