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人間国宝の備前焼が巨大モニュメントに 岡山市

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 今まで眠っていた人間国宝の備前焼作品が巨大なモニュメントとして20日、岡山市でお披露目されました。

 岡山市の黒住教本部に完成した「壺乃舎 藤原」は幅約3.6メートル、高さ約2.4メートル。人間国宝の藤原啓と、その息子で同じく人間国宝の藤原雄の作品など、藤原3代の壷などを使って作られたものです。手掛けたのは藤原家の3代目藤原和さんです。

(備前焼 陶芸家/藤原和さん) 「ちょっと当たってるんですよ、ここね」 「ちょっとですね」 「こういうのも全部、要するに流通させる商品としては成り立たないんで」

 使われている備前焼は1950年代に作られたものなど約200点、砕いたものも含めると500点以上です。藤原3代の備前焼を使ってモニュメントを作るのは初めてです。

(備前焼 陶芸家/藤原 和さん) 「うちの倉庫にずっと眠ってたものなので、どこかで生かしたいなという思いはあって」 「この作品1つ1つにうちの祖父や父の思いっていうのが入ってますので、僕個人としてはとても感慨深いものですし」 「皆さんに見ていただくっていうのはとてもありがたいこと」

 ここは初日の出を見るスポットとしても人気で三が日には毎年5万人近い人が訪れます。

(黒住教 教主長男/黒住宗芳 さん) 「日の出を拝むということだったりとか、新年に願いを込めることに合わせてですね、備前焼の原始的なところに触れていただいてありがたさを感じてもらえたら、ありがたいなと思います」

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