津山市は18日、市の予約型乗合交通(デマンド交通)「のるイコつやま」で、運転手が必要な講習を受けずに運転をしていたと明らかにしました。
「のるイコつやま」は2024年から岡山県津山市の加茂、阿波、勝北及び久米地域で運行している予約型乗合交通(デマンド交通)です。
市によりますと、乗用車に有償で人を乗せる場合は2種免許が必要ですが、1種免許しか持っていない場合は国土交通省が定めた内容の講習を受ける必要があるということです。
しかし、市が運行を委託している公社の職員2人は、3月6日から6月30日にかけて、必要な講習を受けずに運行していました。
講習を受けていなかった職員のうち1人が6月30日に物損事故を起こしたことをきっかけに判明したということです。
市は、講習の必要性を認識していなかった点や、市のチェック体制が不十分だったことが原因だとしています。
市は今後の対策として、指導を徹底することや講習を受けたかどうかの報告を義務付けるなどとしています。