西日本豪雨で被害を受けた総社市で、復興に向けたビジョンを決めるための委員会が初めて開かれました。
地元住民や商工会のメンバーら10人で構成される総社市復興ビジョン委員会です。 1回目の会合では、過去に大震災を経験した講師を招き、それぞれの復興の歩みを学びました。
兵庫県立大学の青田良介教授は、阪神大震災の経験から「災害復興をきっかけに、市の総合計画を前進させ、地域の再生につなげることが大切だ」と述べました。
また、仙台市まちづくり政策局の梅内淳次長は、「仙台市が過去の震災を教訓に事前復興計画などを策定していたことが、東日本大震災での速やかな対応につながった」と話しました。
委員たちは話を聞いた後、自身の住む地域の被害などを踏まえ、今後の課題について話し合いました。 委員会では、年内の復興ビジョン策定を目指し、今後、数回議論を行うということです。