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東日本大震災から10年 岡山県から「思い届け」 被災地へエール

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 東日本大震災から10年です。岡山県の各地で追悼式典が行われ、被災地へ思いをはせました。

駅前で黙とうを捧げる人々

 東日本大震災が発生した午後2時46分。支援を続けている人など約30人がJR笠岡駅前で黙とうを捧げました。

 駅前には被災地を応援しようと、宮城県の南三陸町から仕入れた海産物が並べられ、多くの人が買い求めていました。

 笠岡商店街と南三陸町の商店街は、震災前の2009年から防災活動を通じて交流していて、震災後は笠岡商店街のメンバーが何度も被災地を訪れて支援を続けています。

子どもたちの笑顔を祈る

 瀬戸内市では被災地の子どもたちの「笑顔」を祈りました。全国の駄菓子メーカーや販売店でつくる「DAGASHIで世界を笑顔にする会」が開いた慰霊式です。

 毎年被災地を訪れ子どもたちに駄菓子を届けてきましたが、新型コロナの影響で2020年は中止、2021年はオンラインでの交流となりました。

(宮城県石巻市の中学生)
「新校舎で教育活動が再開されました」

   式では宮城県石巻市の中学生らが被災地の復興状況などを語りました。

仙台市長からビデオメッセージ

(松木梨菜リポート)
「式典の様子はこちらのビデオカメラで撮影されます。編集したものを後日仙台市へ送るということです」

 総社市の式典には職員ら100人が参加しました。

 式典では、総社市が支援を続けてきた仙台市の郡和子市長のビデオメッセージが流されました。

(仙台市/郡和子 市長)
「この経験と教訓を風化させることなく、次の世代に引き継いでいくことが私たちの責務でございます」

(災害派遣職員として活動/赤星敬太さん)
「人を支えるのは人なんだと。人間にしかできない支援がある」

 総社市は発災から2カ月間、延べ47人の職員を派遣した他、両親を亡くした子どもに援助金を送るなどの支援をしてきました。また、2018年の西日本豪雨では、仙台市から延べ435人の職員が支援に駆け付けました。

 式典の最後には参加者全員が拍手で被災地にエールを送りました。

(総社市/片岡聡一 市長)
「仙台市を全面的に3.11以降応援してまいりましたけれども、それ以上に豪雨災害の時にお返しをいただきました。これからも信頼関係をつなげていく」

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