香川県丸亀市の丸亀城は、豪雨や台風の影響で石垣が大規模に崩落しました。丸亀城を長年研究している男性2人が、石垣の現状や崩落した原因を考える会を開きました。
(丸亀城石垣研究者/山地 茂さん) 「やっぱりある程度の予告いうか、予兆が出てきてるんですね。毎日監視することが大切だと思います」
報告会には丸亀市民を中心に、約130人が参加しました。 丸亀城を約20年間研究している山地茂さんは、10月8日、石垣が崩落する10分前まで写真を撮影していました。20日は、当時の石垣の変化について報告しました。
丸亀市の文化財審議委員を務める遠藤亮さんは、崩落の原因となった排水機能の重要性を訴えました。
(丸亀市文化財審議委員/遠藤 亮さん) 「今崩れているところをいかに止めるか、この土木事業を最先端に考えて、なんとか取り組んで」
質疑応答では、自分で考えた復旧工事の方法を提案する参加者もいました。
(参加者はー) 「きょう出たいろんな提言を踏まえて、丸亀城を今後どういうふうに維持管理して永続的に続けていくことが重要だなと」 「(復旧に)20年くらいかかりますので、もう少し早くできないかという気持ちはあります」