復旧工事を進めている丸亀城の石垣の下から江戸時代のものとみられる古い石垣が見つかり、当時も崩落した痕跡が残っていたことがわかりました。
香川県丸亀市にある丸亀城は2018年、西日本豪雨などの影響で石垣が大きく崩れ、2023年度末の完了を目指し復旧工事を進めています。
工事の中で高さ約43mの崩落した斜面の下から、江戸時代のものとみられる古い石垣が見つかりました。 ずれて変形していることから、江戸時代の災害で崩落した可能性があると考えられます。
また、井戸を築くときに土砂が崩れるのを防ぐための役割を果たしたとされる石垣も発見されました。
(丸亀市文化財保存活用課/眞鍋一生 主任) 「ここは何か崩落するような原因があるような場所だという可能性はあります。安定的な石垣を作るにはどうすればいいか、そういった設計の方に反映できればと考えております」
丸亀市は見つかった石垣の一部を解体して展示する予定です。