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丸亀城の石垣復旧工事 当初計画より3年遅れる見通し 2027年度末完了へ 香川

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 元に戻るのは、3年遅れて約5年後になります。西日本豪雨で石垣が崩落した香川県の丸亀城の復旧スケジュールについて丸亀市が明らかにしました。

 丸亀市が開いた「丸亀城石垣復旧専門部会」です。これまでの工事で分かった石垣の構造と、今後の復旧の方針などを大学教授らの委員に報告しました。

 国の史跡、丸亀城は5年前の西日本豪雨などで城の南西側の「帯曲輪」と「三の丸」の石垣が崩れ、復旧工事が進められています。

 2022年6月には、「三の丸」の地中深くから石垣の一番下に当たる「根石(ねいし)」が見つかり、石垣の高さが31mに及ぶことがわかりました。単独の石垣の高さとしては大阪城の32mに次いで全国2番目です。

 24日の専門部会では、市が当初、工事で取り外す石の数を6千個と見込んでいましたが、想定を超える被害のため、最終的には、倍の1万2千個程度になる見込みだと報告がありました。

 復旧工事は当初の予定より3年工期を延ばして、約5年後の2027年度末までかかることになります。

 また、費用も当初より19億円増えて、総額52億5千万円になります。追加分はすべて国の補助金でまかないます。

(丸亀市文化財保存活用課/東信男 課長)
「外して、その分積んでいかなくてはならないので、倍近い数字が出てきているので、二度と崩落しない石垣の復旧に努めたいと思っています」

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