経営難のため、岡山市に市営化を要望する池田動物園について有識者会議が存続に向けた提言をまとめました。
「池田動物園の未来を考える会」は、今年4月から経済界や市民団体、動物園の関係者らで池田動物園の存続に向けた協議をしています。池田動物園は、入園者の減少で約2億6000万円の累積赤字を抱え、これまでに動物園や市民団体が岡山市に市営化を要望しました。19日の会合で改革提言案がまとまりました。
提言案によると、長期的な将来構想の策定に向け岡山理科大学とも連携し、動物園関係者と経営学科の学生、教員が経営戦略を構築するとしています。また、動物園の新しい顔となる動物の導入や、企業や一般からの寄付のPRを強化するとしています。
「ともかくにぎわってほしい。今以上に喜んでもらえる動物園になってほしい」(池田動物園の未来を考える会/若林昭吾 副座長)
池田動物園は、今回の提言を元に今後の将来像を検討する方針です。