福祉の力で災害弱者を守ります。災害時に高齢者や障害者をどう守るか考える研修会が岡山市で開かれました。
研修会には、保健福祉に関わる施設の職員など約140人が参加しました。講師は、同志社大学社会学部で福祉防災学などを研究している、立木茂雄教授(63)です。
(同志社大学社会学部/立木茂雄 教授) 「この人はいざというとき何が必要なのか、これは福祉の発想ですよね。福祉の発想を防災の中に入れ込むことで、実は一人一人寄り添った防災が可能」
高齢者や障害者の災害時の個別避難計画などは、町内会などの地域組織が当事者と一緒に作りますが、地域との関わりが薄い当事者が多いのが現状です。立木さんは、その場にケアマネージャーなどの福祉専門職員が加わることで、より当事者に寄り添った内容になると話しました。
(参加者はー) 「当事者の声をしっかり聞いていく必要があるかな。その人たちの気持ちとか言葉の代弁者でいたいと思います」