農業の楽しさや大変さを体感しました。さぬき市の小学生が、レタスの包装体験や給食を通して生産者と交流を深めました。
(佐田志歩リポート) 「今朝収穫した大きなレタスを、ビニールに包んでいくんですが、苦戦しています。お手本のようにするのは難しいみたいです」
さぬき市立長尾小学校では、毎年、4年生がレタスの苗の植え付けを体験しています。16日は、去年10月に苗を植え付け、さぬき市の農家、木村一夫さん(71)が栽培、収穫したレタス100個が小学校に用意されました。そして、レタスの出荷の過程を知ってもらおうと、4年生81人が包装作業を体験しました。
(児童は―) 「(どうだった?)ちょっと難しかったけど、手伝ってもらってできました」 「(きょうこのレタスどういう料理で食べたいですか?)煮物とかスープとか」
お昼はお楽しみの給食の時間です。16日の献立は、金時ニンジンのピラフと大根のコンソメスープ、そして児童たちが苗を植え付けたレタスのサラダです。自分たちが関わったレタスとあって、おいしさも格別です。
(児童は―) 「(自分たちで育てたレタスの味はどうでしたか?)とてもシャキシャキしていてドレッシングと絡んでおいしかったです」 「(野菜を)作ったら人の役に立てているんだなと思った」 「人にやってもらうよりも、自分たちで(植え付けを)したほうがおいしかったです」
栽培農家の木村一夫さんも児童と一緒に給食を食べました。
(レタス生産者/木村一夫さん) 「毎年やけどなあ、やっぱり子どもがおいしいって食べてくれる、やっぱり作りがいがあるわなあ」
16日は、さぬき市の幼稚園と小中学校合わせて17校園の給食で、長尾小学校の児童が植え付けたレタスのサラダが提供されたそうです。