新しいビルに商業施設は作りません。高松市の常磐町商店街、「トキワ街」にあった大型スーパーの跡地をJR四国が取得し、マンションを建設すると発表しました。
(記者) 「高松の中心、瓦町駅から歩いて5分、こちらの空きビルにマンションが建設されます」
建設予定地は、高松市中心部にあるトキワ街に面した約1900平方メートルです。ここには1971年から大型スーパーの「ジャスコ」がありました。 約60メートル東には、当時「ダイエー」もあり、「昭和」の高松を代表するにぎやかな商店街でした。
しかし、時代の移り変わりとともに2つのスーパーは閉店し、ジャスコ跡はパチンコ店やゲームセンターが入る総合アミューズメントビルに。ダイエー跡も若者向けのOPAや、大型の屋台村が入りましたが、「平成」の後半はともにシャッターを閉じたままの状態が続いていました。
(近隣住民はー) 「僕は昔からトキワ街が大好きで。いろは市場をやっていたときも、結局は撤退してしまってシャッター街になるのは寂しいので大賛成です」
(糸しょう/谷本俊男 会長) 「ジャスコの後、第一会館(遊戯施設)になって、それが潰れて約10年なる。やっと日の目が見えるかな、という状況で非常に楽しみにしています」
(JR四国/半井真司 社長) 「分譲マンション及び医療・子育て支援施設等を整備する。にぎわいの創出につながるようなものにしていく」
JR四国は阪急阪神不動産とともに、ジャスコ跡の土地と建物を取得して、10数階建て、約100戸が入居予定のマンションを建設します。JR四国によると、商店街に面した低層階には医療施設や子育て支援施設を整備する予定ですが、いまのところ商業施設を誘致する予定はありません。
(高松常磐町商店街振興組合/野沢道雄さん) 「長いこと待っていたので。あんな状態ではだめ。20年くらいあの状態だったので、やっと動いてくれてみんな期待しています」