かつてのにぎわいは戻るのでしょうか。高松市の常磐町商店街の旧OPA跡地が地元の工務店に売却されることが決まりました。この決定を商店街の人はどう思っているのか取材しました。
高松市の常磐町商店街、通称「トキワ街」。かつてはにぎわいを見せていた商店街ですが、現在はシャッターをおろしている店舗が目立ちます。そんな中、常磐興業などが所有する土地とビルが競売の結果、高松市の合田工務店に4億300万円で売却されることが決まりました。
この場所は、前身のダイエー高松店を経て2004年までは高松OPAとして営業していました。OPAの閉店後、2012年には大型屋台村、高松いろは市場がオープン。商店街活性化の起爆剤として期待されましたが、わずか1年余りで閉店しました。 その後はボートピア誘致の計画が持ち上がっていましたが、商店街などの反対で実現しませんでした。
合田工務店は今後の計画についてコメントしていませんが、これまでに丸亀町商店街のA街区や高松空港国際線の旅客ターミナルビルなどを手がけています。
(記者) 「こちらの跡地の売却が決まり、商店街の方たちはどう思っているのでしょうか」
(トラヤ/小西正起 店主) 「廃墟みたいな感じよりは、これから発展があると思っていいことだと思います。核になるものが来れば、黙っていてもこの辺シャッターが全部開いちゃうんですよ。核になるようなものに来ていただきたいなと思います」
(糸しょう/谷本俊男 会長) 「私たち常磐町商店街にとりましては大歓迎。30年前に戻すといってもなかなか大変だと思うが、とにかく人が集まって、トキワ街が再開発できることを期待しています」
旧OPA跡地近くのジャスコ跡地にはマンションの建設予定があり、商店街ににぎわいが戻るか期待が寄せられています。