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上杉謙信の愛刀「山鳥毛」購入に公費投入の方針 基金で4.3億円 岡山・瀬戸内市

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 国宝の日本刀「山鳥毛」を購入するため、クラウドファンディングなどで寄付を募っている岡山県瀬戸内市は、不足している4億円あまりを、市の基金で立て替えて購入する方針を明らかにしました。

(瀬戸内市/武久顕也 市長) 「来年度以降、引き続きこの事業を進めていくためには、一時的な基金の充当が避けられないと」

 瀬戸内市は、上杉謙信の愛刀として知られる山鳥毛を5億円で購入し、1億円で展示施設を改修する計画を立てています。去年11月からクラウドファンディングなどで資金を集めていますが、集まったのは1月末時点で約2億5000万円でした。

 これを受け、瀬戸内市の武久市長は経費などを含めた足らずの約4億3000万円を財政調整基金で補い、4月に購入する方針を明らかにしました。基金は立て替えとして使うもので、寄付の受付は1年延長します。

(市民はー) 「私は興味ないんだけど、私の孫がものすごい興味があるんよ。諦めるか自分の財産を出してやるか、決めてもらいたい」 「どちらでもいいかな、みんが欲しいならそれでいいんじゃないかなと思うんですけど。(寄付が)集まったら、購入すればいいんじゃないかなと」

 この発表を受け、市役所の前では山鳥毛の購入の中止を求める市民が怒りの声をあげていました。

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