国宝の日本刀・山鳥毛の購入を検討している岡山県瀬戸内市で、購入に反対するグループが市議会議長に署名を提出しました。
署名を提出したのは「山鳥毛の購入に疑問を呈する会」のメンバーです。購入に反対する2137人の署名を集め、瀬戸内市議会の原野健一議長に手渡しました。
国宝太刀・山鳥毛は上杉謙信の愛刀として知られ、鳥の羽を思わせる美しい刃文が特徴。瀬戸内市は5億円で購入し、1億円で展示施設を改修する考えを示しています。 税金を使わずにクラウドファンディングで資金を集めるとしていましたが、経費などを含めると4億円以上足りていません。そのため武久顕也市長は、クラウドファンディングの期間を延長するとともに、財政調整基金を使って立て替え、4月に購入する考えを示しています。
(山鳥毛の購入に疑問を呈する会/森 健一さん) 「私たちの税金の使い方に対して、きちんと声を上げる機会だと思います」