香川県が一般会計で、総額約4671億円の新年度当初予算案を発表しました。「防災・減災対策」と「人口減少対策」に重点を置いた予算です。
(香川県/浜田恵造 知事) 「防災・減災対策人口減少対策予算と。そういう予算として編成した」
香川県の新年度の一般会計当初予算案は、総額約4671億円で、前の年度より約56億円の増額です。社会保障関係費などが膨らみ、過去10年間で2番目に大きい額です。
主なものでは、南海トラフ巨大地震に備え、護岸や防潮壁の整備に約21億6700万円。防災情報システムの更新に約2億8000万円。災害時に、避難先の情報などを提供する「防災アプリ」の導入などで利便性を向上します。
一方、児童虐待防止の強化には、約7000万円。児童相談所に、法的なアドバイスをする非常勤弁護士の配置を増やすなどします。 また、今年4月に開幕する瀬戸内国際芸術祭の運営などの費用として、約3億5300万円を計上しています。
香川県の新年度当初予算案は、2月18日に開会する2月定例県議会に提案されます。