あの「京急カラー」が復活です。都心と羽田空港や横浜をつなぐ「京浜急行電鉄」を再現した赤い電車がことでんで運行を始めました。
高松市のことでん仏生山駅で「還暦の赤い電車」の出発式が開かれました。
京急カラーのラッピングが施されたのは、ことでん琴平線を走る1080形の車両です。
(記者) 「こだわったのは、こちらの赤の色。そして、さらに白いラインの幅も当時の物を再現しました」
1959年に製造された車両で、今年、還暦を迎えます。1988年にことでんに譲渡されるまで京急電鉄で活躍していました。
(高松琴平電気鉄道/真鍋康正 社長) 「クラウドファンディングによってラッピングをするのは、今回がことでん史上でも初めての試みです」
30年前の車両の色を再現するため、去年9月、鉄道ファンがクラウドファンディングを立ち上げました。そして去年12月、ラッピング費など約1600万円が集まりました。
車内には、全国から出資した鉄道ファン770人の名前を掲示しています。
(ことでん貸切乗車団/佐羽内勇太 代表) 「この、ことでんの沿線の皆さまに愛していただける車両となるのが私たちとしてもうれしいので、高松の皆さんにかわいがっていただきたいと思います」
「還暦の赤い電車」は6日から約2年間、ことでん琴平線で運行されます。